テンキーはいらないって本当?テンキー付きのパソコンを選ぶか迷うな
テンキーは数字入力専用のキー群のこと。
数字を使う仕事やデータ入力の仕事をしている場合は便利な一方で、中には「いらない」などの声があるのも事実。
そこで今回は「テンキーがいらない理由」を徹底解説します。
本記事では、テンキーの利用におすすめな人/おすすめでない人まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもテンキーとは?
テンキーとは、キーボードの右側に配置された数字入力専用のキー群を指します。電卓のようなレイアウトを持ち、数字や算術記号(+、-、*、/など)を迅速かつ効率的に入力するために設計されています。主に会計やデータ入力作業で使用されることが多く、数字の入力が頻繁に必要な場合には非常に便利なツールです。
テンキーがいらない理由
結論から言うと、テンキーがいらない理由は以下の通りです。
- デスクのスペースを取る
- 作業効率が悪くなる
- 数字入力しないなら無駄になる
- 肩こりや腕の疲れの原因になる
- 持ち運びに不便
- 外付けテンキーで必要時のみ使用可能
- ショートカットで設定ができる
順番に見ていきましょう。
いらない理由①:デスクのスペースを取る
テンキーは、デスクのスペースを無駄に取ることが多いです。
デスクの広さが限られている場合、テンキーの存在が邪魔になることも少なくありません。例えば、テンキー付きのキーボードは一般的に約15センチほどの幅を取りますが、テンキーレスキーボードはその分だけ狭くなるため、デスク上に余裕が生まれるわけです。
なので、限られたスペースで作業を行うノマドワーカーや、コンパクトなデスクを使用する場合はテンキーレスキーボードが適していると言えるでしょう。
いらない理由②:作業効率が悪くなる
テンキーがあると、手の移動距離が増え、結果的に作業効率が悪くなることがあります。
テンキー付きのキーボードでは、数字入力の際に右手を大きく移動させる必要がありますが、テンキーレスキーボードであれば、すべてのキーがコンパクトにまとまっているため、手の移動が最小限に抑えられます。
また、テンキーレスキーボードは、マウス操作との相性も良好。テンキーがない分、キーボードとマウスの距離が近くなるため、手の移動が少なくなります。これによりマウス操作が頻繁に必要な作業でも、効率的に行うことができるでしょう。
いらない理由③:数字入力しないなら無駄になる
数字入力の頻度が低い場合、テンキーは無駄な存在となります。
プログラミングや文書作成など、数字入力があまり必要ない作業では、テンキーの存在がかえって邪魔になることがあります。
プログラマーやライターなどの職業では、テンキーの使用頻度は非常に低いことが多いので、テンキーレスの方が適していると言えるでしょう。
テンキーの有無は、作業内容によって大きく影響しますが、数字入力の頻度が低い場合には、テンキーは不要であると言えるでしょう。
いらない理由④:肩こりや腕の疲れの原因になる
テンキーがあると、肩こりや腕の疲れの原因になることがあります。
テンキー付きのキーボードでは、手の位置が広がるため、肩や腕に無理な力がかかることがあります。結果、長時間の作業では肩こりや腕の疲れが生じやすくなるわけです。
いらない理由⑤:持ち運びに不便
テンキー付きのキーボードは、サイズ感と重さから持ち運びには不便。
バッグの中で場所を取り持ち運びにくくなるので、出張やカフェでの作業を行う場合は、コンパクトで軽量なテンキーレスキーボードの方が適しています。
また、テンキーレスキーボードは、通常のキーボードに比べて約20%から30%コンパクト。実際、一般的なテンキー付きキーボードが約1kgであるのに対し、テンキーレスキーボードは約700g前後のものが多いです。
このような持ち運びの利便性を考えると、テンキーがいらない理由として十分な根拠となるでしょう。
いらない理由⑥:外付けテンキーで必要時のみ使用可能
テンキーが必要な場合でも、外付けテンキーを使用することで、必要な時だけテンキーを使用することが可能。
要するに、普段はテンキーレスキーボードのコンパクトさを享受し、必要な時だけ外付けテンキーを使うという柔軟な運用が可能なわけです。
外付けテンキーは、USBやBluetoothで接続するタイプがあり、使わない時は簡単に取り外せます。例えば、数字入力が頻繁に必要な作業の際には外付けテンキーを使用し、それ以外の時にはテンキーレスキーボードを使用することで、作業効率を最大化することが加納。
外付けテンキーのもう1つの利点は、使用する位置を自由に変更できることです。キーボードの右側に固定されているテンキーとは異なり、外付けテンキーは左手でも使えるため、作業スタイルに合わせて柔軟に配置を変えられますよ。
いらない理由⑦:ショートカットで設定ができる
一部のソフトウェアでは、テンキーの代わりにショートカットを設定できるため、テンキーが不要。
例えば、エクセルなどの表計算ソフトでは、テンキーを使わずにショートカットキーで数値入力や計算を行うことができます。また、プログラムをカスタマイズすることで、よく使う機能をショートカットに割り当て、テンキーがなくても快適に作業を進めることができます。
さらに、キーボード自体にプログラム可能なキーが搭載されている場合、これらのキーに数値入力や特定の機能を割り当てることで、テンキーの代わりとして活用することが可能ですよ。
テンキーを使うメリット
次に、テンキーを使うメリットも見ていきましょう。
- 数字の入力が早くなる
- キー配列が電卓と同じ
- 多機能なモデルも多い
- 快適な打鍵感がある
- カスタマイズ性が高い
順番に見ていきましょう。
メリット①:数字の入力が早くなる
テンキーの最大のメリットの1つは、数字の入力が早くなることです。
テンキーは、電卓と同じキー配列を持ち、指の動きが最小限で済むように設計されています。そのため数字の入力が頻繁に必要な場合、テンキーにより作業効率を大幅に上がります。
例えば、会計処理やデータ入力作業では、その効果が顕著に現れると言えるでしょう。
会計士や経理担当者は、日常的に大量の数字を扱うため、テンキーを使うと数字入力がスムーズに進みます。データ入力作業では、テンキーを使用することで手の移動距離が短くなり入力速度が向上、及びミスを減らすことが可能です。
他にも、エクセルを使用した作業においても、テンキーは非常に効率的。例えば、売上データの集計や財務データの分析を行う場合、テンキーを使うと数字を素早く入力できるので、作業効率が大幅に向上するでしょう。
メリット②:キー配列が電卓と同じ
テンキーの大きなメリットの1つは、キー配列が電卓と同じであることです。
電卓を日常的に使っている人にとっては、テンキーの使用感が非常に馴染みやすく、スムーズに操作できるでしょう。
また、テンキーは直感的な配置により、タイピングミスを減少させる効果も。数字キーが一列に並んでいる通常のキーボードに比べ、テンキーは3×3のグリッド状に配置されているため、キーの位置を把握しやすく、ミスを減らすことができます。
メリット③:多機能なモデルも多い
テンキーには多機能なモデルが多いです。
例えば、USBハブやプログラム可能なキーが付属しているテンキーもあり、キーボードやマウスなどの他のデバイスを簡単に接続することができます。
また、無線タイプのテンキーもあり、デスクトップのケーブルを減らしてすっきりとした作業環境を実現可能です。
メリット④:快適な打鍵感がある
テンキーは打鍵感が快適。
テンキーのキーは通常のキーボードよりも大きく、押し心地が良いため、長時間の使用でも疲れにくいです。
例えば、メカニカルキーを採用しているテンキーは、打鍵感が非常に良く、タイピングのリズムを保ちやすいです。メカニカルキーは耐久性が高く、長期間使用しても劣化しにくいという特徴も。
テンキーを使うことで、快適な打鍵感を得られ、長時間の入力作業でも疲れにくくなるでしょう。
メリット⑤:カスタマイズ性が高い
テンキーは高いカスタマイズ性があります。
プログラム可能なキーを備えたテンキーを使用することで、自分の作業スタイルに合わせたカスタマイズが可能。例えば、プログラム可能なテンキーを使用することで、よく使う機能やショートカットを割り当てることができます。
また、カスタマイズ可能なテンキーは、ゲームプレイヤーにも人気があります。特定のキーにゲーム内のアクションを割り当てることで、より快適にプレイすることができるでしょう。
テンキーがおすすめな人
次に、テンキーがおすすめな人を紹介していきます。
- 数字を頻繁に入力する人
- 会計や経理の仕事をしている人
- データ入力業務を行う人
- エクセルをよく使う人
- 電卓を日常的に使う人
- プログラム可能なキーを活用したい人
順番に見ていきましょう。
おすすめな人①:数字を頻繁に入力する人
テンキーは、数字を頻繁に入力する人にとって非常に便利なツールです。
テンキーの直感的なキー配列により、迅速かつ正確に数字を入力できるため、作業効率が大幅に向上します。例えば、エクセルやデータベースに大量の数値データを入力する際、テンキーを使用することで、手首の動きを最小限に抑え、タイピング速度を最大化できるでしょう。
おすすめな人②:会計や経理の仕事をしている人
テンキーは、会計や経理の仕事をしている人にとって必須のアイテムです。
日々大量の数字を扱う経理業務において、テンキーの存在は作業効率を大幅に向上させます。会計ソフトやスプレッドシートにデータを入力する際、テンキーを使うことで、数字の入力が迅速かつ正確に行えます。
おすすめな人③:データ入力業務を行う人
テンキーは、データ入力業務を行う人にとって非常に役立ちます。
大量のデータを迅速かつ正確に入力するために、テンキーの存在が重要です。テンキーを使うことで、手の移動距離が短くなり、入力速度が向上します。
例えば、コールセンターやデータ入力センターなど、日常的に大量のデータを扱う職場では、テンキーを使うことで入力作業の効率が大幅に向上するでしょう。
おすすめな人④:エクセルをよく使う人
テンキーは、エクセルをよく使う人にとって非常に便利です。
エクセルでは、データの集計や分析、グラフ作成など、数字の入力が頻繁に行われます。テンキーを使うことで、数字の入力が迅速かつ正確に行え、作業効率が大幅に向上するでしょう。
また、テンキーを使うことで、エクセルのショートカットキーも効果的に活用できます。例えば、「Ctrl」キーと数字キーを組み合わせることで、特定の機能を迅速に呼び出すことができ、作業のスピードがさらに向上しますよ。
おすすめな人⑤:電卓を日常的に使う人
テンキーは、電卓を日常的に使う人にとって非常に便利です。
テンキーのキー配列は電卓と同じであるため、電卓を使い慣れている人にとって、テンキーの使用感が非常に馴染みやすく、スムーズに操作できます。
テンキーを使うことで、タイピングミスも減少し、正確なデータ入力が可能となります。特に数字入力の正確さが求められる仕事において重要と言えるでしょう。
おすすめな人⑥:プログラム可能なキーを活用したい人
テンキーは、プログラム可能なキーを活用したい人にとって非常に便利です。
カスタマイズ可能なキーが多く搭載されているモデルがあり、これによりユーザーは自分の作業スタイルに合わせてキーを設定可能。例えば、プログラム可能なテンキーを使用することで、よく使う機能やショートカットを割り当てることができます。
テンキーがおすすめではない人
次に、テンキーがおすすめではない人を紹介していきます。
- 数字を入力する機会が少ない人
- ノートパソコンを主に使用する人
- デスクのスペースが狭い人
- 持ち運びが多い人
- 外付けテンキーで十分な人
順番に見ていきましょう。
おすすめな人①:数字を入力する機会が少ない人
テンキーは、数字を頻繁に入力しない人にはおすすめできません。
通常のキーボードの上部にある数字キーで十分な場合、テンキーは無駄なスペースを取るだけです。日常的に文書作成やウェブ閲覧が主な作業で、数字入力がほとんど発生しないユーザーにとっては、テンキーは不要です。
おすすめな人②:ノートパソコンを主に使用する人
テンキーは、ノートパソコンを主に使用する人にはおすすめしません。
ノートパソコンはコンパクトなデザインが特徴であり、持ち運びやすさが重要です。テンキーが付いていると、その利便性が損なわれる可能性があります。
また、ノートパソコンのキーボードは、テンキーなしでも十分に操作性が高く設計されているため、日常的な使用において問題ありません。
おすすめな人③:デスクのスペースが狭い人
テンキーは、デスクのスペースが狭い人には向きません。
デスクのスペースが限られている場合、テンキー付きのキーボードは場所を取り、作業効率が低下する可能性があります。限られたスペースを有効活用するためには、テンキーレスキーボードを選ぶことが重要でしょう。
おすすめな人④:持ち運びが多い人
テンキーは、持ち運びが多い人にはおすすめできません。
持ち運びを前提とした場合、テンキー付きのキーボードは大きくかさばり、バッグの中でスペースを取ってしまいます。出張が多いビジネスパーソンや、カフェやコワーキングスペースで作業をするフリーランスの方々にとっては、コンパクトで軽量なデバイスが良いでしょう。
おすすめな人⑤:外付けテンキーで十分な人
テンキーは、外付けテンキーで十分な人には不要です。
必要なときだけ外付けテンキーを使用することで、普段はコンパクトなテンキーレスキーボードを使用することが可能です。例えば、通常はテンキーレスキーボードを使用し、会計処理やデータ入力などの特定の作業時にだけ外付けテンキーを使用する場合など。
テンキーがいらない理由:まとめ
- デスクのスペースを取る
- 作業効率が悪くなる
- 数字入力しないなら無駄になる
- 肩こりや腕の疲れの原因になる
- 持ち運びに不便
- 外付けテンキーで必要時のみ使用可能
- ショートカットで設定ができる
テンキーは便利なツールです。
しかし、人によってはいらない可能性が高いでしょう。最近では外付けのテンキーもあるので、わざわざ内製のPCを選ぶ必要もありません。
なので、テンキーは自分に必要か否かを考えた上で、内製PCを選ぶのか?外付けテンキーを使うのか?を考えると良いでしょう。
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